大気と海のフロンティア

気象学の研究を行っている大学院生が様々な「フロンティア」に進むためのブログ

三重大練習船「勢水丸」の気象測器見学会

10/10に日本気象予報士会東海支部が主催する三重大練習船「勢水丸」の気象測器見学会で気象測器の説明を行いました.

まず内田誠船長と気象予報士会東海支部長から挨拶がありました.

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それから中村二等航海士が勢水丸の設備の説明を行いました.
勢水丸は進水当時の2011年には最新の設備でありCO2を多く排出しない電気推進を用いて運航する船としてシップ・オブ・ザ・イヤーを受賞しました.電気推進だと振動や騒音が少なく,居住スペースも確保しやすいという利点があるため現在多くの船で採用されています.

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その後船内見学が行われました.
操舵室の船の運航に関わる様々な機器の説明を航海士の方,気象・海洋観測機器の説明を私と研究室の後輩の松本くんで分担しました.
最上階のコンパスデッキに設置された,気温計,湿度計,日射計,視程計の他,前方マストに設置された超音波風速計(常設された船は国内では勢水丸だけ)の説明も行いました.

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最後に室内に戻り,私が超音波風速計の測定原理とこのデータを用いた研究の紹介,松本くんがラジオゾンデ観測の概要を説明しました.

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気象学を学ぶ方々だけあって専門的で今まであまり聞いたことのない質問もあり,こちらも勉強になりました.
陸上と比べ海上の気象観測は多くないですが,地球の表面積は陸より海の方が圧倒的に大きいので海上での気象観測は重要です.一般の方々にその一端を説明させていただく良い機会でした.

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