大気と海のフロンティア

気象学の研究を行っている大学院生が様々な「フロンティア」に進むためのブログ

2013年度 気象学会春季大会

5/15〜18に国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された2012年度日本気象学会春季大会に参加しました.

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最近,大気大循環場と秋の気候との関係に関連した研究を行っているので,以下の発表に興味を持ちました.私の研究では下部対流圏と接する海面水温を中心に見ていますが,上部対流圏と接する成層圏からの影響も気になります.
 
【中層大気】セッション 
成層圏QBOとアジア域における対流圏循環との関係 ー秋季を中心とする季節変動に着目してー
○井上誠(環境研)・高橋正明(東大大気海洋研)
 
成層圏準二年周期変動(QBO:赤道上空の成層圏下部(16~30km)において約26ヶ月周期で西風と東風が交互に下方に伝搬する現象)が冬季の北半球の成層圏中高緯度循環に影響を与えることはよく知られている(Holton and Tan, 1980).Inoue et al., 2011より,QBOと北半球の低中緯度域の対流圏大気場との関係が秋季に現れることが指摘されている.本研究では,アジア域に着目してQBOの秋季の対流圏への応答を調べた.
解析の結果,10月頃に成層圏QBOに伴う風速シグナルが対流圏に現れ始めることが分かった.日本の南方,西部太平洋周辺域における波活動度フラックスの南北成分の時系列を描くと,夏季には南向きだが,季節推移と共に北向きに変化する.この変化に伴って秋季の中緯度域のフラックスの収束と東風偏差が強まり,降水量偏差にも変化が見られる.
 
 
私も発表しました. 
【気候システムⅡ】セッション 
2012/13年の寒冬とAO・WPパターン・日本周辺の海面水温との関係
○安藤雄太(三重大院生物資源)・小木雅世(JAMSTEC/RIGC)・立花義裕(三重大院生物資源,JAMSTEC/RIGC)
 
今回の会場では,スクリーンがプロジェクタで映すタイプではなく,液晶テレビのような画面が直接光るタイプだっため,画面の光が強すぎてレーザーポインタの光がほとんど見えなくなっていました.そこで,パソコン上のカーソルで指す方法を用いました.
そのとき,以下のような設定を行いました.
・スライドショー中に一定時間たつとカーソルが非表示にならないよう,常に表示する設定
・カーソルのサイズを大きくする または Windows版PowePointだとレーザーポインタ風のカーソルにも変更できる

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いつもと違う形で違和感がありましたが,短時間での発表は注目点をはっきり指す必要があるので,ポインタが使えないときはこの方法も使おうと思います.
 
【メモ】
・宿泊施設
新宿駅から少し離れていますが,学会会場まで徒歩20分ほどなので便利です.また,周りは新宿駅東側の繁華街と違い,西側の都庁などオフィス街にあるので比較的落ち着いた環境です.

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・飲食店
5/16
大きめのナンで,これで十分お腹いっぱいでした.

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