大気と海のフロンティア

気象学の研究を行っている大学院生が様々な「フロンティア」に進むためのブログ

災害対策講演会を聞いて

最近,怠けてブログの更新が滞っています・・・.7月に入り,蒸し暑い日々が続いていますが,この暑さに負けないようブログも定期的に書いていきます.

5月28日に工学部で開かれたさきもり塾で,二宮洸三さん(元気象庁長官)と高田斉さん(NHK気象キャスター)の講義が行われました.


二宮洸三さん「気象災害対策と気象現象」
 自然災害が発生したときに,想定内か想定外かが議論されることがありますが,自然災害はどれだけ想定しても想定外のことが起こります.このため,災害対策を考えるときはまず,どこまでが想定されていることかを再認識する必要があると感じました.絶対安全とは,想定内だけの話であって,想定外のことも起こるのだという意識を常に持っていなければいけないと強く思いました.


高田斉さん「気象災害の発生のメカニズムと災害対策」
 災害対策では,自分の身は自分で守るという意識が大切です.そのためには,災害に関する知識予知情報を適切に伝えることが必要だと感じました.


総合討論(二宮さん,高田さん,立花先生)
 自然災害の予知情報の伝え方が議論されました.危機感を持ってもらうためには,映像や特徴あるキーワードなどを使う,また,それらの情報を総合的に解説する人の必要性を実感しました.


 今回の講演を聞いて,災害対策の進んだ社会にするため,自分ができることは一般の人々に気象の仕組みに興味を持ってもらえるようにすることだと考えました.
日々の天気に関心のある人は多いと思いますが,気象の仕組みについての知識がある人は多くいません.気象の仕組みに興味を持った人が増えれば,それらの知識を得る機会が増えると思います.
私はこのブログを通して,気象にはこんな面白いことがある,それをこのように解明していると伝えていき,1人でも気象の仕組みに興味を持った人を増やしていきたいと考えています.