大気と海のフロンティア

気象学の研究を行っている大学院生が様々な「フロンティア」に進むためのブログ

北大訪問

7/13に北大を訪問しました.

主な目的は博士論文の外部審査員の見延庄士郎さんと内容についてご指摘いただくことと,共同研究者の山崎孝治さんと研究打ち合わせすることでした.

午前は見延さんと打ち合わせをしました.
統計手法やTEM方程式など技術的な事柄や,研究のストーリーの組み立て方など指摘して頂きました.
特に「面白い現象を見つけました,だけでは他分野の方にアピールするのが弱いのでイントロを工夫して欲しい」という指摘は自分の研究がいかに重要かを主張するときに必要な視点なので,工夫が足りないと反省しました.

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午後は山崎さんと中村哲さんにも加わって頂いてミニセミナー形式で研究議論をしました.
約2時間半で解析手法の細かい点から今後の研究の方針まで幅広く議論できました.

夜は北大低温研の西川はつみさんと元立花研の後輩の6人で親睦を深めました.

博士論文執筆と次の論文に向けて多くの助言を頂くことができました.

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気象学会中部支部研究会 in 岐阜大

11/28に岐阜大学で開催された気象学会中部支部研究会に参加しました.

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岐阜大は名古屋駅から岐阜駅まで約20分ですが,さらにバスで30分以上かかるので距離の割に遠い印象でした. 発表は三重大練習船「勢水丸」に常設された超音波風速計で直接観測した乱流フラックスと夏季の海面加熱との関係についてでした. 海洋学の研究者の方の他,工学系の研究者の方にも質問をいただきました. イントロをどのようにするかで後の内容の印象が大きく変わるので,吟味して作らないといけないと反省しました. この内容で論文を書くモチベーションが上がりました.

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中部支部研究会は何度も参加していますが,発表したのは初めてでした. 1人あたりの時間が長めなので発表も議論も十分できるのが良いです.

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気象学会 in 北大

11/01に北大で開催された気象学会秋季大会で発表しました.
(今回の出張は予定が立て込んでいたため,自分の発表のみのための出張日程で他の方の発表は聞けませんでした.)

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気候システムセッションでの口頭発表でした.
内容は成層圏ジェット気流の季節進行の停滞の過去と近年の違いについてでした.
発表時間は10分と気象学会としては長く話せる時間がありました.
質問は2名の方からいただきました.
 質問1:平均の差の検定は行った?
 質問2:対流圏の波の伝播も変化している?平均場が変わったことが影響?それとも季節進行の停滞が変わったことが影響?
どちらもより深い考察をする上で重要な点を指摘していただきました.
また,発表を聞いていた共同研究者の方から,この内容で論文書いた方が良いよと助言いただいたので早めに取りかかろうと思います.

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大槌シンポジウム2017

8/1~2に大槌シンポジウムに参加しました.

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発表時間は22分と長めだったので基礎的な内容から話すことができました.
ただ,様々な数値モデルの結果を出したためか,議論が思ったより深まらなかった印象でした.時間は十分あったのだから1つ1つの図の説明をもっと丁寧に行った方が良かったと思いました.
また,質問の時に出す予備スライドが多すぎて探すのに時間がかかってしまった(似た図が多いので一目見ただけでは分からず,タイトルをよく見ないといけない)ので,すぐ分かるよう整理しておかなければいけないと反省しました.

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座長もしましたが,学会で使えるよう決められた3つの時間でベル音が鳴るスマホのアプリがあり,それを使わせてもらいました.時間を気にせず発表を聞けるので便利でした.

新野先生や花輪先生の特別講演は滅多にお話を聞く機会がない気象学,海洋学の重鎮の方々なので,大変貴重な機会でした.
特に研究を行うにはその時代の流れが重要だという話は強く共感しました.
学部生の頃は研究者というと世間とは無縁でただひたすら研究に打ち込む人と思っていましたが,様々な学会や研究プロジェクト会議に出ると,必ずしもそうではないことが分かりました.
もちろん時代の流れとは関係なく研究する一面の重要ですが,世の中の動きを知った上でむしろその逆を研究する,という姿勢が重要なのかなと思います.

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東日本大震災後,研究所の修復工事のため公民館での開催でしたが,来年からは研究所が使えることになるそうです.また,花巻から大槌までの高速道路も完成区間が増えるのでさらにアクセスしやすくなりそうです.次回も都合が合えば参加したいと思います.

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勢水丸1706航海(陸海空・環境科学実習)

6/6~11の勢水丸1706Leg1航海にTAとして参加しました.

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今回新たに挑戦した観測はスマートフォンに取り付ける赤外線カメラを係留風船に取り付け,黒潮の水温前線を上空から撮影する,というものでした.

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Leg1では強風のため黒潮上では観測できませんでしたが,弱風の沿岸部で試験観測を行ったときは1回目は撮影できました.

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ただ,2回目に行ったところ風船を揚げる途中で風船が破裂してしまいました.

スマートフォンの取り付け方や風船の揚げるタイミングなど,改善点が分かったのは良かったと思います.

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通常のラジオゾンデCTD観測も行いました.

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荒天で観測できない日は那智勝浦港に退避しました.

その間,京都大学防災研究所潮岬風力実験所に見学に行きました.

海が一望できる高台にあり,気象観測に適した場所で寝泊まりできる施設もあるので様々な観測計画が立てられそうで,いつかここで観測してみたいと感じました.

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今回の航海は観測できる日数が少なかったですが,観測中は比較的安定した天候・海況で集中して作業に取り組むことが出来ました.

三重大の実習生の他に九州大,東京学芸大,京都産業大,名城大の学部生・大学院生も乗船しており,互いに交流を深める良い機会となりました.

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