大気と海のフロンティア

気象学の研究を行っている大学院生が様々な「フロンティア」に進むためのブログ

JpGU2019 in 幕張

05/30に幕張メッセで開催されたJpGU(日本地球惑星科学連合)2019年大会で発表しました.JpGUは毎年開催されていますが,7年前に聴講のみで参加しただけで,今回が初めての発表でした.

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大気水圏科学複合領域のA-CG37「北極域の科学」セッションでポスター発表しました.
パワポスライドをA3の紙に印刷するいつもの方法を使いました.
この方法だと重ねて貼ることができるので予備スライドも掲示できる利点があります.

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90分の発表時間が昼過ぎと夕方の2回ありましたが,その間にも聞きに来た方がいらっしゃったので,5時間近くポスターの前で発表しました.
3人ひとまとまりの板で私は端の位置でした.隣は共著者の方,その隣は私が共著者になっている研究室の後輩の発表で,身内のまとまりだったのでこの辺りに来る方は顔なじみの方々が多かったです.
場所が広く発表時間も長いので一人一人の方とじっくり議論できるのが良かったです.
また,気象学会ではあまり見かけない方も聞きに来て下さって,いつもとは違う視点で議論できたのは大きな成果でした.
特に成層圏の物質循環の専門家の方に興味をもっていただいたのが嬉しかったです.
成層圏突然昇温が発生すると物質循環が変わることは晩冬に関しては研究されているが,私が対象としている初冬のものはそもそも現象として注目されていなかったので,物質循環の観点からも研究する価値があるそうです.
この内容の一部は論文として出版されていますが,成層圏の力学の専門家の方以外にも知って頂きたかったので,物質循環も扱っている論文に投稿しました.
その狙いに近い状態になったので,様々な分野の方が参加されるJpGUで発表して良かったです.

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他の分野の方にも聞いて頂けたのはJpGUならではだったと思います.
逆に言えば他分野の方にも分かるような説明をしなければいけないので,研究背景や力学方程式などの基礎知識はかみ砕いて説明する必要があり,そのためにはしっかりとした事前準備が必要でした.
話の流れはシンプルなので説明はしやすかったですが,なぜ面白い現象に着目したのはいいけれど,この研究が学術的になぜ重要なのか,という説明が弱いと感じました.
この指摘は前から言われていたので簡潔に説明したつもりですが,まだ足りないようなのでもう一度よく考える必要があると反省しました.

 

このセッションでは立花先生も発表されていました.この内容の一部は論文として出版されています.論文はこちらプレス発表資料)(補足資料)(三重大Rナビ

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夜は身近な方々と親睦を深めました.

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SPARC2018 in 京都

10/04に京都市勧業館みやこめっせで開催されたSPARC (Stratosphere-troposphere Processes And their Role in Climate) General Assembly 2018にてポスター発表しました.

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私が発表したセッションはRole of Atmospheric Dynamics for Climate Variability and Changeというテーマの中のPolar vortex variations and the Brewer-Dobson circulationで,成層圏の大気循環が主なテーマでした.
久々の英語発表で緊張しましたが,話のストーリーが簡潔なのでシンプルな英語で話しやすかったです.国内での開催なので日本人の方が多かったですが,海外の方も何人か聞きに来て頂けました.受理された論文の宣伝にはなったかと思います.

 

私がよく参加する気象学会や海洋学会とは異なり,ポスターと口頭発表の会場が同じ場所で同時に複数の発表がない形式だったので,落ち着いてポスター・口頭発表ともに聞くことができました.

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東大訪問

9/12に東大先端研を訪問しました.

7月の北大訪問と同様,博士論文の外部審査員である中村尚さんと研究議論するためでした.

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まず中村研の宮坂貴文さんと研究議論を行いました.かなり細かい点まで指摘して頂いて,自分が今まであまり考えていなかった視点でみるなど新しい気づきがありました.

その後,中村尚さんや研究室の研究員・学生の方の前でセミナー形式で発表を行いました.
予備審査に近い形なので批判的な意見もあり,それにしっかりと答える準備をしなければいけないと思いました.

ただ,博士論文としての議論の詰めが甘かったり,個々の内容は面白いけれどそれらを1つの論文としてまとめきれていない,など厳しい意見をいただいたので,改善点が多いと感じました.

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北大訪問

7/13に北大を訪問しました.

主な目的は博士論文の外部審査員の見延庄士郎さんと内容についてご指摘いただくことと,共同研究者の山崎孝治さんと研究打ち合わせすることでした.

午前は見延さんと打ち合わせをしました.
統計手法やTEM方程式など技術的な事柄や,研究のストーリーの組み立て方など指摘して頂きました.
特に「面白い現象を見つけました,だけでは他分野の方にアピールするのが弱いのでイントロを工夫して欲しい」という指摘は自分の研究がいかに重要かを主張するときに必要な視点なので,工夫が足りないと反省しました.

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午後は山崎さんと中村哲さんにも加わって頂いてミニセミナー形式で研究議論をしました.
約2時間半で解析手法の細かい点から今後の研究の方針まで幅広く議論できました.

夜は北大低温研の西川はつみさんと元立花研の後輩の6人で親睦を深めました.

博士論文執筆と次の論文に向けて多くの助言を頂くことができました.

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気象学会中部支部研究会 in 岐阜大

11/28に岐阜大学で開催された気象学会中部支部研究会に参加しました.

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岐阜大は名古屋駅から岐阜駅まで約20分ですが,さらにバスで30分以上かかるので距離の割に遠い印象でした. 発表は三重大練習船「勢水丸」に常設された超音波風速計で直接観測した乱流フラックスと夏季の海面加熱との関係についてでした. 海洋学の研究者の方の他,工学系の研究者の方にも質問をいただきました. イントロをどのようにするかで後の内容の印象が大きく変わるので,吟味して作らないといけないと反省しました. この内容で論文を書くモチベーションが上がりました.

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中部支部研究会は何度も参加していますが,発表したのは初めてでした. 1人あたりの時間が長めなので発表も議論も十分できるのが良いです.

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